晴れ、のち曇りと強風
下痢でトイレ(4:00) → 朝食(6:00) → 下痢が収まらず様子見を決定(6:40) → Dingboche (4,350m) / Mountain Paradise Lodge 発(7:20) → たて(7:55〜8:05) → 写真撮影(8:25) → たて at 4,550m (8:45〜8:55) → たて at Sunset Hotel (9:10〜9:45) → たて at 4,600m (10:05〜10:15) → Chhukung (4,730m) / Sun Rise Lodge 着 (10:25) → 昼食(10:45) → Chhukung / Sun Rise Lodge 発(11:30) → Dingboche (4,350m) / Mountain Paradise Lodge 戻り(12:45) → 15:45 まで部屋で寝る → ケサブ君が夕食のメニューを持ってきてくれる(18:00) → 夕食(18:40) → 就寝(19:30)
(Dingboche 〜 Chhukung 〜 Dingboche 歩程: 5時間25分)
4時ごろ腹痛で目が覚めてしまった。トイレに行ってみると激しい下痢。しかも吐き気もある。どうやら何かにあたってしまったらしい。このままの状況が続くと今日のチュクン (Chhukung / 4,730m) 往復は難しいかもしれないが、部屋に戻ってシュラフに入り、とりあえず腹を抱えて 6時まで寝ることにする。昨晩、6時に朝食をオーダーしていたので、6時ちょっと前にダイニングに下りてチャーを頼むが、チャーが出てくるまでのちょっとした時間にまたトイレに駆け込むような状況である。かなり状況は厳しそうだ。ケサブ君も下りてきたので目下の状況を伝え、6時半出発は延期、7時まで様子を見てから今日の行動について決定したい旨お願いする。もちろん彼は快く OK してくれる。部屋に戻り新ワカ末 A錠を服用。そういえば、毎日欠かさず食べていた梅干を昨日の夜は食べるのを忘れた。それを思い出したのでついでに梅干も食べて、ちょっとだけ横になる。
11時半に Sun Rise Lodge を出発。ディンボチェに下り始める。途中で写真を撮りながら、1時間25分かけてディンボチェの Mountain Paradise Lodge に戻る。ロッジに着く 10分程前から既にお腹が痛くなってきて、ロッジに着くなりトイレに駆け込む。相変わらず状況は悪い。
チュクンの標高は 4,730m とディンボチェからは 380m 程登ったことになり、それなりに高度順応にはなったはずだ。ちなみに今朝は体調が悪かったこともあるが、高度順応日なのでダイアモックスは服用していない。お腹の調子が良くなって、明日、ロブジェ (Lobuche / 4,930m)に向かって出られるようであれば、明日の朝、服用を再開するつもりである。ところが、世の中そんなに甘くはなく、状況はどんどん悪化していく一方で、ダウンジャケットを着こんでシュラフに入るも、定期的にトイレに駆け込まなければならない状況が続く。しかも、下痢の状態は下の下。これ以上悪くなりようがないというぐらい悪い。体内に水分が殆ど吸収されず、食べたものは 3時間以内にすべて外に出てしまうと言う状況だ。一体何があたったのか皆目見当もつかず、新ワカ末 A錠を 2錠飲んでひたすらシュラフの中で唸っているという時間が続く。
16時前ごろ、トイレに行く間隔が少し短くなってきたのでダイニングに下りると、ケサブ君が心配そうに近づいてくる。チュクンから帰ってくるなりトイレに入って、そのまま部屋に篭ってしまったのだから無理もない。申し訳ないと詫びつつ状況を説明し、脱水状態を解消するためにスプライトを頼んでもらう。適度に糖分が含まれていて、一番吸収されやすそうだったためだ。ここまで来るとスプライトもバカにならない値段がついているが、そんなことも言っていられないのだ。ダイアモックスを飲むとただでさえ利尿作用から水分補給が必要になるのに、それに下痢が輪をかけてさらに脱水状態を作っている。昔あったゲーターレード (現在粉末は販売されていない模様) やポカリスエット (これは今でも売っている) など、体内に吸収されやすい粉末スポーツドリンクを持ってくれば良かったと反省する。原因はどうあれ下痢になるであろうことは想定できていたし、あれほど装備計画を念入りに行ったのに、この点については考えもしなかった。
再び部屋に戻って寝ていると、18時頃、ケサブ君がわざわざ部屋まで晩メシのメニューを持って何を食べるか聞きにきてくれる。さらに、18時半ごろトイレから出てくると、ケサブ君がちょうど晩メシができたといって階段を上って呼びに来てくれたところだった。晩メシを食べながら、体調によっては明日は予備日を使ってもう一日ここに停滞する可能性がある旨をケサブ君に伝える。TRB はどこかのローカルバッティに泊まっているようでこのロッジでは姿を見かけないが、もしも停滞する場合には明日の朝伝えればよいだろう。19時半には部屋に戻り、持ってきていたホカロンをズボンのベルトの下に挟んでシュラフに包まる。早く治ってくれるといいのだが。
写真一覧 トレッキングルート地図 トレッキングスケジュール表 トレッキング装備計画表 Himalayan Activities について