ヒマラヤン・アクティビティーズ(Himalayan Activities)について






左から Raghu さん、Nirdhoj さん、ガイドを勤めてくれた Keshab 君

本文、『ヒマラヤトレッキング日記』にも何度となく社名を拝借したが、今回のネパールでのカラパタール、エベレストベースキャンプへのトレッキング、カトマンズに戻ってからのナガルコットへのハイキング、突発的オフロードバイクでのツーリング、そしてカトマンズでのホテルの予約に至るまでのすべてのアレンジをお願いした会社が ヒマラヤン・アクティビティーズ Himalayan Activities Prv. Ltd. だ。

カトマンズでツーリストの集まるタメル地区の中心から数分ほどのところに構えたオフィスに行けば、いつでもマーケティングディレクターのラグーさん (Raghu Paudel) をはじめ、心優しいスタッフたちが温かく迎えてくれる。

同社のホームページにあるように、2002年 9月に創業されたというこの会社はまだ若く、それが故にすべてのスタッフがやる気十分で、皆どんなに細かい相談にも親身になって応えてくれる。また、ツアー会社 (トレッキング会社) のスタッフとツーリストというビジネス的な関係を超えた、まるで古くからの友人のようにこちらの気持ちを考えた、キメ細やかなサポートをしてくれる素晴らしい社風は、ひとえにマーケティングディレクターのラグーさんの経営方針によるものだろうと感じられた。

そもそもこの会社にアレンジをお願いすることにしたのは、インターネットの検索エンジンに引っかかったのがきっかけだが、最終的にここにお願いすることに決めたのは、最初の問い合わせから帰国後までの何通ものメールのやり取りを通して、常に細かく丁寧に対応していただいた日本語担当スタッフのマヤさんの存在が非常に大きかったとも言える。

上記のホームページの『利用者の声』でも何人かの利用者が書いていることだが、カラパタール、EBCEverest Base Camp) へのトレッキングから戻ってきた後、ラグーさんにバーベキューとビールをご馳走していただいたときに彼が語っていた、
「一人のお客さんを得るためには一年の時間がかかるが、失うときは一分しか必要ない。」
という言葉にも表されているように、彼らはすべての瞬間において、顧客がネパールで目的を計画通りに果たして、さらに余った時間も可能な限り楽しい思い出が作れるように色々と考えてくれている、そういう雰囲気を持った素晴らしい会社なのだ。

何よりも感心したのは、トレッキングを通して、ガイドのケサブ君は常に彼の思う最高のロッジの最高の部屋を確保するように努めてくれ、また、どんなに混んでいても決してドミトリー (共同の寝室 / Dormitory) に泊まってくれと頼まれることは一度もなかった点である。他のトレッキング会社でより高い額のお金を払っている人が、ドミトリーに泊まらされているという現実を目の当たりにしていたので、本当にこれは有難かった点である。これについてもビールをご馳走になった折にラグーさんに聞いてみると、
「私たちは何よりもお客さんのプライバシーを最優先にすることを考えているし、ガイドにも常々そう言っているんですよ。確かにここはネパールだけど、お客さんたちはネパールの外から来る人たちなんですからね。」
とまぁ、とにかく顧客満足度最優先主義なのだ。

タメルの街を歩いていれば、トレッキングの勧誘を受けたり、みやげ物の店の人と仲良くなったりして色々な情報交換をしたりもする。そんな会話を通して、Himalayan Activities については価格的にも非常にリーズナブルで信頼の置けるところであり、またスタッフもいい人材をそろえているのだということが、周囲の評判から実感することができたことも敢えて特筆したい。今後の彼らの更なる発展を心から期待すると共に、次の機会があればまた是非サポートをお願いしたいと考えている。

ここに書ききれなかった彼らの心からのホスピタリティについては、可能な限り本文に記載するように努めているので、今後ヒマラヤトレッキングを検討している場合には、是非そちらも参考にしていただきたい。


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