雪渓とお花畑と灼熱地獄の記録
(白馬岳 - 朝日岳: 2000/8/3 - 2000/8/7)


2000/8/3: 自宅 〜 猿倉駐車場着

自宅(八王子市)発(20:35) → 猿倉駐車場(0:00)

聖蹟桜ヶ丘、立川、多摩センターのどこの書店に行っても手に入らなかった 2.5万分の1 の黒薙温泉の地図が、なんと会社のすぐ近くの調布パルコの中の書店で発見されて、出発ぎりぎりで手に入った。その書店も国土地理院の地図の扱いはもう止めると言っていたので今後が思いやられる。ようやく準備が整った状態で八王子の自宅を 20時半ごろに出発。

今回は軽量化に軽量化を重ね、出発時のザック重量は水 3L を含めて 25KG。テントのフライ、三脚等重いものはすべて省略し、カメラも 6×7判はあきらめ手持ちのカメラの中では最軽量の 645判(FUJI GS645S)を持参する。しかしながら結局三脚を置いて行ったことが後で後悔される。

やはり金曜の会社をサボって(コアタイムは守っているのだよ。念のため)の木曜日の晩の出発は正解だった。猿倉までの道のりは渋滞もまったく無く順調だ。ただ、雨こそ降らなかったが、八王子を出てからの山間部ではずっと雷がピカピカと光っていて、それは塩尻峠を越えるまでずっと続いていた。大気が不安定なのが手にとるように分かる。豊科手前のサービスエリアで途中一回の休憩をはさみ、ひたすら白馬へ向かう。長野オリンピックのために整備された豊科からのバイパスは信号もほとんど無く、あっという間に大町を通過。さらに、昔、スキー シーズンには必ず大渋滞していた青木湖のあたりの曲がりくねった道も、トンネルがズバズバと掘られて恐ろしいほど快適に白馬駅まで到着してしまった。時刻は 23時半。ここで自宅に最後の電話連絡を入れ、猿倉までの山道をライトに向かってくる巨大な蛾をよけながら 30分ほどかかって進む。

100台以上は余裕で置けそうな無料駐車場は 7割ほど埋まっている。もっと空いているかと思ったが、世の中結構平日に暇な人が多いのか、それとも 8月第一週目はやはりみんな狙ってくるのだろうか。一番奥の方まで車を進めて駐車。ここの駐車場は街灯も何も無いので、ライトを消して車から降りるとものすごい数の星が降ってくる。テルモスに入れてきたお茶を飲み、久々の天の川を堪能しながら一息つく。しばらく待ったが、流れ星は落ちて来ない。願い事もできそうも無いので、後ろの荷台に置いてあったザックを助手席に移し、ザックとは別に持ってきていた予備のシュラフに包まって 12時過ぎに就寝。


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