ヒマラヤトレッキング日記
〜 準備編 〜


2004/3/15 (Mon)

「雨具の防水と靴の手入れ」

朝イチで一昨日調べた日本旅行医学会のホームページのリストに載っていた、アセタゾラミド (ダイアモックス) を処方してくれるという病院のうち、一番行きやすい仙川愛和クリニックに確認の電話を入れる。電話口に出た女性に尋ねると、処方箋を書いてもらいクリニックの隣の薬局でダイアモックスを出してくれるとのこと。一応診察を受けなければならないので、初診料や処方箋を書いてもらうための手数料などが薬自体の料金の他にもかかってしまうが、いずれにしても薬を持って行くに越したことはなかろう。受付の時間、料金などを聞いて近いうちに来院することを告げて電話を切る。

その後、かなり老朽化しているが買い替えを先送りにしたゴアテックスの雨具に防水スプレーをかける作業を始める。前述した「NIKWAX TX.DIRECT SPRAY-ON (透湿防水布地用)」である。よくあるエアロゾルタイプとは違い、防水用の水溶液を霧吹きで吹きかけるという感じのもので、説明には撥水処理をする用品は洗った後の若干濡れている状態の方がなじみやすいと書かれているがそのままかけてみる。なるほど、白い液が生地に吸い込まれずにぽたぽたと下に垂れてくる。バルコニーで作業していてよかった。それでも生地を濡らすことはせず、そのまま雨具を水平に持ってかなりの量を全体に満遍なくかけ、さらにティッシュペーパーで全体に伸ばしながらすり込んでいくという形をとることにする。雨具の上下それぞれに対して間をあけて二回ずつこの作業を行い、水滴が垂れなくなったのを見計らって部屋の中に入れる。結構匂いがきついが、まぁ仕方なかろう。これでゴアテックスが甦れば安いものだ。

この作業で手にもかなりの量が着いてしまってベタベタしているので、洗面所に行って石鹸で洗うがこれがなかなか落ちない。というか、水も石鹸もはじいてしまって手の平、手の甲の上で水滴状になっている。なるほどたいした發水力だ。そういえば、「水性撥水剤」としっかり書いてある。ここまで念入りにやっておけば、16日間の間に何度か降るかもしれない雨ぐらいは凌げるだろう。

その後は一月に大菩薩を歩いて以来洗っていなかった登山靴を洗って、中に新聞紙を詰めて陰干しする。乾いたらあとは行くまでの間に表面に保革油を刷り込んで、縫い目にシームコートをしなければ。

そういえば、もう出発まで 10日をきっているのだ。まだまだやることがいっぱいだ。


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