ヒマラヤトレッキング日記
〜 準備編 〜


2004/3/3 (Wed)

「あるって言ったのに...」

昨日確認した新宿の病院は、午前中は 9:00〜12:30、午後は 14:00〜16:30 に受付というので、バイクで家を出て、午前中に八王子での所用を済ませ、途中調布駅前のカメラのフジタ駅前店に寄って現像していたフィルムを受け取った後に 14:00 に間に合うように新宿に向かう。ちなみにここ「カメラのフジタ駅前店」は、一時期富士フィルムのホームページにも記事が載っていたが、フジカラーラボの品質コンテストで 9年連続で品質優秀店に選ばれているという非常に腕のいいお店だ。とは言いながら、ほとんどリバーサルの現像しかお願いしていないのでとても申し訳なく思っている。

さて、新宿の高層ビルにある昨日電話をしたクリニックに行って、受付で
「予防接種をお願いしたいのですが。狂犬病の..」
とそこまで言うと、
「えーとですね、ただいま狂犬病の予防接種はワクチンが品切れでできないのですよ...。」
「ん????? 昨日電話で確認したときは、できるっておっしゃってましたよね?」
そこまで言うと、受付嬢はすかさず電話で担当の人に確認を取り事情を伝えている。
「とりあえず診察室の前まで行っていただけますか?」
と言われそこまで行くと、昨日厚生労働省の検疫所の職員が言っていたのとほぼ同じことを説明してくれるものの、なぜ昨日電話で確認したときに予防接種が可能と言ったのかの説明はなかった。
「こっちはわざわざ八王子から出てきたのに、どうしてくれるんだよぉ?」
と思ったものの、既に頭の中はすぐにでも狂犬病のワクチンを持っている別の病院を探すことでいっぱいになっている。
「一応、ネパールの現地には狂犬病のワクチンはありますねぇ。ほらほら」
といって表を見せてくれるが、んなこたあたりまえだってーの。周りに人もいるし、待っている人もいるし、そこでそれ以上ごねても何も生産しないので、さっさと退散することにした。昨日電話したときに電話応対した人の名前を聞いておけば、イヤミのひとつでも言えたのだが、それだけが心残りだ。名前を聞かなかったときに限ってこういうことは起こるんだなぁ。前にも何か似たようなことがあった気がする。

ともあれ、今日は新宿に来るついでにヨドバシカメラに修理に出してある RICOH GR1s を引き取りに行くつもりだったので、まったくの無駄足にはならなかったのがせめてもの救いだ。カメラは以前シャッター不良で修理したのに、またシャッターがおかしくなって再修理に出していたのだが、どうやら原因は同じところではなく、鏡胴が変形していて外的要因によるものだったらしい。GR1s は小さいのでポケットに入れてしまうことが多いが、知らないうちに電源スイッチが押されてしまって、鏡胴が出てきてしまうことがたまにある。その時に無理な力が加わったのかもしれない。気をつけなければ。しかし、幸い「今回に限り」ということで無償で修理してくれたので非常に感謝である。また同時に点検、清掃もやってもらえたので、ヒマラヤに持って行くサブカメラの候補にすることができる。

帰宅後すぐに予防接種機関の再検索。再び新宿区の別のクリニックに電話をし、今度は注意深く話し在庫が本当にあるのかを確認すると、
「いつからどれぐらいの期間でどこへ?」
との質問に時間が無いことを強調しながらスケジュールと渡航地を告げる。
「それでは優先的に打ちましょう。いつでも来て下さい。」
と嬉しいお返事。名前と明日行くことを伝えて電話を切る。でも、また名前を聞くのを忘れた...。


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