ウサギを捨てないで (2003〜2004)


八王子市 富士見台公園のウサギ (2003年3月) 八王子市 富士見台公園のウサギ (2003年3月) 八王子市 富士見台公園のウサギ (2004年7月)
八王子市 富士見台公園のウサギ
(2003年3月)
八王子市 富士見台公園のウサギ
(2003年3月)
八王子市 富士見台公園のウサギ
(2004年7月)
あなたが東京都八王子市にある富士見台公園を散歩していると、そこに暮らしているウサギに会うことができるかもしれない。この公園にはここ二年程ウサギが住み着いているからだ。

「東京の公園でウサギに会えるなんて、とても嬉しいことだなぁ。」と最初は思い、この公園に行くとウサギに会えるのを楽しみにしていたものだった。しかし、そのうち、八王子市によるウサギ駆除作戦が行われているという看板を見て、「何てことをするんだ...」と憤りを覚えたりもした。

ところがそれからまた何週間かすると、今度は八王子市の『まちなみ整備部 公園課』の名前で新たな看板が据えられた。それを読んで、少なくともその憤りを八王子市に向けるのは間違いで、ウサギを捨てた人に向けるべきであることに気付いたのだった。

その看板には以下のように書かれている(以下看板より)。

ウサギの捕獲について


ペットを捨てるのは動物への虐待であり、飼い主の責任の放棄として法律で禁じられています。

富士見台公園にいるウサギは室内で飼育するように改良されたウサギです。昨年からウサギの目撃情報が寄せられ、職員で捕獲を試みましたが失敗し、手を打てずに困っていました。
現在ボランティアの方に全面的にご協力をいただいて、今年 8月に 5羽程捕獲していただきました。まだ数羽捕獲できていないため継続中です。
捕獲したウサギは 5羽ともノミやダニがついており、皮膚病になっているものや犬などにかまれた傷のあるものなど 1羽として健康なウサギはいなかったとのことです。
現在ボランティアさんのもとで治療を行っていますが、ケガのひどいものは完治まで数ヶ月かかる模様です。

公園でウサギに会いたいというお気持ちはわかりますが、上記のような状態です。
ウサギのためにも責任ある里親さんの元で飼育していただくのが一番だと考えています。

現在ボランティアさんの方で里親は募集しております。
ただし、最後まで面倒を見ていただくことや病気になった場合にすぐに獣医さんにかかれるように(保険がないため高額な治療費がかかります)準備していただくこと、うさぎ飼育の本を読んで勉強していただけるか、など確認した上で里親さんを選んでからお渡ししたいとのことです。

もしよろしければ、ご自宅でウサギを飼っていただけないでしょうか。
また、お知り合いにウサギを飼っていただける方がいらっしゃいましたら公園課までお名前と連絡先を申し出ていただけると大変助かります。

直通電話番号: 0426-XX-XXXX

お電話いただきましたら、こちらから改めてお電話差し上げてボランティアさんの連絡先をお教えします。

何卒ご理解のほどよろしく御協力お願い申し上げます。

まちなみ整備部公園課

里親に心当たりのある方は、八王子市の『まちなみ整備部公園課』に連絡を入れてみてはいかがだろうか。

2004年8月


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